【研修導入事例】株式会社ゼロフィールド

暗号資産のマイニング事業を基盤に成長を続ける株式会社ゼロフィールド。
2023年にはトリプルアイズグループに参画し、組織体制や人材育成の強化に本格的に取り組み始めました。
急速に変化する市場の中で、少数精鋭のチームがどのように営業力とマネジメント力を磨いているのか。
同社代表取締役CEOの平嶋さんにお話を伺いました。

同社は、暗号資産の市況や節税需要といった外部要因に売上が大きく左右される状況にありました。営業スキルで安定的に成果を出すというよりも、商品特性や市況に依存していたのです。また組織規模は30人程度ながら、役職者が急増したことで階層が無駄に増え、役員と現場の距離が広がる状況も生まれていました。現場メンバーには「指示を待つ」受け身体質が根強く残り、組織の成長を阻む課題となっていました。

2023年9月、同社はトリプルアイズグループの一員となり、上場企業の関連会社として組織力の強化が急務に。マネージャー経験のない社員が次々に管理職へ就く中で、マネジメント力や営業力の底上げが必要となり、シンプルプランの営業研修・管理職研修を導入しました。きっかけはもともと別事業での接点でしたが、実践的で成果につながる研修スタイルに期待し、本格的に依頼することになりました。

研修では、上からの指示や解決策を押しつけるのではなく、メンバー自身が「自分で気づき、自発的に動く」ことを促しました。知識を詰め込む講習型ではなく、ケースワークや会話形式を通じて考え方を変えることに重点を置き、参加者は「最初から目的がはっきりしていて、考え方を変えるきっかけになった」と振り返っています。また営業研修については「売ってきた人の実体験を聞ける説得力があった」との言葉もあり、実務に直結する学びとして受け止められています。

研修を導入した2023年11月以降、営業現場には明らかな変化が見られました。受講後に行動が大きく変わり、営業チームのトップセールスへと成長したメンバーも誕生。売上は12月から急回復し、その後も継続的に契約数が増加しました。
また、役員自身も関わり方を見直し、答えを先に示すのではなく、メンバーから意見を引き出す姿勢へと変化。会議の場では役員ばかりが発言するのではなく、メンバーの発言が自然に増えるようになり、組織全体の雰囲気も前向きに変わってきています。

研修の成果は、日々の小さな行動にも現れています。
「話しかけられたときは半分ではなくしっかり聞く」、「課題を押しつけるのではなく、本人に気づかせる」こうした関わり方の変化が、メンバーの主体性を育てています。
以前は上からの指示で渋々動いていた場面も、自分で考えて発言し、行動するように変わりました。受講者からは「指示待ちから抜け出せた」「発言しやすい雰囲気になった」という声が寄せられています。

管理職研修ももちろん役立ちましたが、特に営業研修の効果は大きいと感じました。業種を問わず、営業に悩んでいる会社には強くお勧めできます。営業マンは何を売るにしても、まずは自ら考えて動く“心構え”が必要。この研修は、その土台を作るのに最適だと思います。

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シンプルプラン